2019年2月2日(土)

和合亮一 × 赤坂憲雄 × 相馬千秋「 見えない「 」を問うために――震災以後のあらたな場と表現をめぐって」 『現代詩文庫』正・続2冊、詩集『QQQ』(思潮社)刊行記念

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わたしたちそのものがこの風景だ?
もはや疑問そのものが?
牛の姿をしている?      (詩「QQQ」より)

震災以後の詩の可能性にむきあいつづけている、詩人の和合亮一さん。
その震災前と後の作品を収めた『現代詩文庫』正・続2冊と、新詩集『QQQ』(思潮社)刊行を記念して、あらたな場と表現の可能性を考えるトークイベントを開催します。

ゲストは「東北学」を提唱し、震災以後東北をあらたに捉えなおしてきた民俗学者の赤坂憲雄さん、「みちのくアート巡礼キャンプ」を主催してアートによる応答を試みる、アートプロデューサーの相馬千秋さんです。

震災から8年。
いま、見えにくくなっているものを、表現はどのように問うのでしょうか?
ふるってご参加ください。

【出演者プロフィール】
和合亮一(わごう・りょういち)
1968年、福島県生まれ。
第1詩集『AFTER』で第4回中原中也賞、第4詩集『地球頭脳詩篇』で第47回晩翠賞を受賞。
東日本大震災の直後からツイッタ―上で詩を発表して大きな反響をよび、『詩の礫』『詩ノ黙礼』『詩の邂逅』の3冊を上梓。
『詩の礫』の仏語版はニュンク・ポエトリー・レビュー賞を受賞した。
昨年、現代詩文庫『和合亮一詩集』『続・和合亮一詩集』と詩集『QQQ』を刊行。
震災以後の新たな詩の表現を切りひらいている。

赤坂憲雄(あかさか・のりお)
1953年、東京生まれ。民俗学者。
学習院大学教授、福島県立博物館館長。
東北学を提唱し、1999年に雑誌「東北学」を創刊。
2007年『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
東日本大震災以後もひたむきに東北を歩いて思索を深め、新たな視座を投げかけている。
近著に『3・11から考える「この国のかたち」 東北学を再建する』『北のはやり歌』『司馬遼太郎 東北をゆく』『性食考』『武蔵野を読む』など。

相馬千秋(そうま・ちあき)
アートプロデューサー、特定非営利活動法人「芸術公社」代表理事。
フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章。
これまで、国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター(F/T09春~F/T13)、横浜の舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006-10年)等を歴任。
2015年より、東北を巡礼し、震災後の東北へアートでの応答を試みる「みちのくアート巡礼キャンプ」を主催する。

時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order

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