なぜ人は、植物を鉢に植え、身近に置き、育てるのでしょうか?
田嶋リサさんの新刊『鉢植えと人間』(法政大学出版局)はこのシンプルな問いに対する答えを探すため、田嶋さんが、2012年よりプロジェクトを開始し、人文科学の視座から考察した5年間の成果報告です。
B&Bではそんな本書の刊行を記念したイベントを開催します!
ゲストには都築響一さんをお呼びしました。誰もが何気なく見ている、知っているモノに、新たな光をあてさせたら右に出る者はいない都築さん。本書『鉢植えと人間』のカバー写真も都築さんによる撮り下ろしです。
「鉢植え」をひとつの例に、頭の中の疑問や違和感を言語化することや、表現するにはどうすればよいのか、日常に「新たな光をあてる」ことの難しさ、面白さ、そして極意をお話いただきます。
ぜひご参加ください!
【出演者プロフィール】
田嶋リサ(たじま・りさ)
神奈川県出身。高校卒業後単身渡英、渡米。
The State University of New York Rockland Community College卒業。
帰国後、ラジオパーソナリティー、音楽ライター、音楽専門チャンネルVJを経て、1999年自作鉢に植栽した作品をPOPBONSAIと命名し発表、2000年代を中心に活動した後、鉢植えの文化研究を開始。
立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士前期課程修了。
法政大学大学院人文科学研究科国際日本学インスティチュート博士後期課程修了。
学術博士。法政大学、東洋学園大学ほか兼任講師。
著書:『英文版Pop Bonsai: Fun with Arranging Small Trees and Plants』(講談社インターナショナル、2004)、『ボンサイダー養成講座101』(近代出版,2003)ほか。
都築響一(つづき きょういち)
1956年東京生まれ。
1976年から1986年まで『POPEYE』『BRUTUS』誌で現代美術・建築・デザイン・都市生活などの記事を担当する。
1989年から1992年にかけて、1980年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。
以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。
1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。
1997年、『ROADSIDE JAPAN』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。
現在に至るまで、秘宝館やスナック、独居老人など、無名の超人たちに光を当て、世界中のロードサイドを巡る取材を続行中。
2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS’weekly』を配信中。
時間 _ 19:00~21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order