「劇団☆新感線」の躍進を支える演劇プロデューサーであり、昨年、『演劇プロデューサーという仕事』を刊行した細川展裕さんが脱力系の演劇講座を開きます。栄えある初回のゲストは、木野花さんです。
舞台、映画、テレビドラマと多方面に活躍する木野花さんですが、かつては女性だけの劇団「青い鳥」を旗揚げし、小劇場ブームの中心的存在でした。
86年に同劇団を退団した木野さんに眼をつけたのが、当時、鴻上尚史さん率いる「第三舞台」のプロデューサーを務めていた細川さん。なんと木野さんに「第三舞台」の演出を御願いしたのです。
いまでこそ「プロデュース公演」などと呼ばれていますが、当時は、劇団の垣根を越えた交流は御法度。
しかし木野さんは、即答で引き受け、1987年、細川さん初のプロデュース公演『朝日のような夕日をつれて〜天ノの磐戸編』が実現しました。
そんなプロデューサー細川さんの原点を知る木野さんをゲストに招いた演劇系世間噺第一回。
細川さんは、「女優・木野花論」を語りたいそうですが、どうなるか(大幅脱線の可能性もあり)。
ちなみに、第二回は未定(!)ですので、ぜひこの機会にご参加ください。
【出演者プロフィール】
細川展裕(ほそかわ・のぶひろ)
1958年愛媛県生まれ。1981年関西大学社会学部卒業。
レコード会社を経て、1985年幼なじみでもある鴻上尚史氏が主宰する「第三舞台」に参加。
2000年には、「劇団☆新感線」を運営する株式会社ヴィレッヂの代表取締役に就任。現在会長を務める。
これまでに約220万人の集客を実現してきた演劇プロデューサー。
『演劇プロデューサーという仕事』が初の著書になる。
木野花(きの・はな)
青森県出身。中学校の美術教師を1年で退職して演劇界に。
1974年に女性だけの劇団「青い鳥」を結成。
脚本と演出を役者全員が担い、小劇場ブームの中心的存在だった。
1986年に退団後は、女優・演出家として活躍。
出演最新作に映画『愛しのアイリーン』『母さんがどんなに僕を嫌いでも』など。
3月16日から4月4日、シアタークリエにて舞台『十二番目の天使』に出演予定。地方公演有り。
「第92回キネマ旬報ベスト・テン」にて助演女優賞を受賞。
時間 _ 19:00~21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink
■当日店頭2,000yen + 1 drink