2019年3月14日(木)

売春を生きる――セックスワーカーのいた街、セックスワーカーのいる街 セックスワーク・スタディーズ』(SWASH編)×『沖縄アンダーグラウンド』(藤井誠二)×『闇の女たち』(松沢呉一)刊行記念

【ジュンク堂書店 池袋本店】
開催日時:2019年03月14日(木) 19:00~

『セックスワーク・スタディーズ』(SWASH編)×『沖縄アンダーグラウンド』(藤井誠二)×『闇の女たち』(松沢呉一)刊行記念

かつて全国各地にあったセックスワーカーのいる街(風俗街)は、法・警察・行政・女性団体等が一体となった「浄化運動」という名の暴力が繰り返されてきたことで、現在姿を消しつつあります。これらはオリンピックなどのメガイベントに伴うジェントリフィケーションや、地域の再開発をめぐる利権とも絡まり合いながら進められてきました。
『沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち』(藤井誠二著、講談社)と『闇の女たち 消えゆく日本人街娼の記録』(松沢呉一著、新潮文庫)は、こうした社会の動きに翻弄されながらも、売春を生きた人々の力強いサバイブのありようを描き切りました。また、セックスワークをめぐる諸問題に当事者の視点から光を当てた『セックスワーク・スタディーズ』(SWASH編、日本評論社)は、当事者不在のまま売買春に関する政策が決められていく現状に警鐘を鳴らしています。
本トークセッションでは、藤井誠二氏、松沢呉一氏、そしてSWASH代表の要友紀子氏が、「セックスワーカーのいた街」の記憶と、「セックスワーカーのいる街」の現在をつなぎながら、売春をめぐる社会の状況、人々の意識、歴史、法律、道徳、経済などについて縦横無尽に語り尽くします。

【19:00開演】売春を生きる――セックスワーカーのいた街、セックスワーカーのいる街

【スピーカー】
要友紀子
1997年、セックスワークの非犯罪化を要求するグループUNIDOSに参加。1999年、SWASH創設メンバーとなり、2005年からSWASH代表。
共著書多数。最近書いた論考は、「セックスワークを通して考える当事者論――個人的なことは政治的なことかつ個人的なこと」(新教出版社発行「福音と世界」1月号所収)、「当事者を搾取しないフェミニズムを考える」(日本女性学研究会女性学年報第39号所収)、「いかがわしくあってはいけない障害者の性――“差別撤廃”か“部分的権利保障”か」(ニュースサイトSYNODOS掲載)。
SWASH公式サイト http://swashweb.sakura.ne.jp/

藤井誠二
1965年、愛知県生まれ。ノンフィクションライター。愛知淑徳大学非常勤講師。教育問題、少年犯罪などの社会的背景に迫る。テレビコメンテーターやラジオ、インターネット放送でパーソナリティも務めている。著書に『人を殺してみたかった―愛知県豊川市主婦殺人事件』、『少年に奪われた人生―犯罪被害者遺族の闘い』、『コリアン・サッカーブルース』、『殺された側の論理―犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」』、『黙秘の壁―名古屋・漫画喫茶女性従業員はなぜ死んだのか』、共著に『沖縄大人の社会見学R18』『肉の王国―沖縄で愉しむ肉グルメ』(ともに仲村清司氏、普久原朝充氏との共著)、『死刑のある国ニッポン』(森達也氏との対談)など50冊以上。

松沢呉一
1958年生。早稲田大学法学部卒。コラムニスト、編集者、フリーライター、古本蒐集家。会社員として音楽や放送、宣伝関係の仕事に携わるなどしてから、何でもこなせるフリーライターへ。活躍ジャンルは幅広い。ここ最近は社会問題、政治、宗教などにまでテーマを広げて活躍中。性風俗関連の著作は特に膨大。
ウェブマガジン「ビバノンライフ」 https://www.targma.jp/vivanonlife/ で連日執筆中。
『闇の女たち』(新潮文庫)『ぐろぐろ』(ちくま文庫)『エロ街道をゆく―横丁の性科学』(ちくま文庫)『エロスの原風景 江戸時代~昭和50年代後半のエロ出版史』(ポット出版)等、著作多数。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111) 

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TEL 03-5956-6111
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