2015年6月22日(月)

『思想をかたちにする』『セクシュアリティをことばにする』トークイベント  上野千鶴子さん×高橋源一郎さん

2015/06/22(月)


清水梅子撮影
あらゆる分野を横断して発信をつづける上野千鶴子さん。彼女のここ十数年の活動が思想とセクシュアリティをテーマとした二冊の対談集としてまとまりました。今回はその刊行を記念したトークのお相手を、『朝日新聞』の「論壇時評」五年目という最長記録をうちたて、過去四年分の時評を収録した『ぼくらの民主主義なんだぜ』を刊行したばかりの小説家・高橋源一郎さんが引き受けてくださいました。信じられないでしょうが、おふたりは初めての顔合わせ。
そして、トークの会場は、お二人にもなじみが深く、この度四十年の歴史に幕を下ろす書店・リブロ池袋本店。この企画は、日本の戦後思想を、「本」という地点から見続けてきた書店のラストを飾るイベントでもあります。
今年は戦後七十年。その間、わたしたちは何を得て、そして何を失ってきたのか。ジャンルも制約もおかまいなしに、「上」から「下」まで、さらには「右」から「左」まで、タブーなしのスリリングな対談が期待できる刺激的な一夜です。

日時:6月22日(月) 午後7時~
会場:西武池袋本店別館9階 池袋コミュニティ・カレッジ 20番教室
参加チケット:1,000円(税込)
チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター(10時~22時受付/イベント当日は午後6時10分まで受付、その後6時30分より会場入口にて受付予定です)
お問合せ・ご予約:リブロ池袋本店 03-5949-2910
【プロフィール】
上野千鶴子(うえの ちづこ)
1948年生まれ。東京大学名誉教授。立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授。認定NPO法人WAN(ウィメンズアクションネットワーク)理事長。日本における女性学・ジェンダー研究のパイオニアにして第一人者。近年はケアや介護の現場にも関心を持ち、積極的にとり組んでいる。著書に『セクシィ・ギャルの大研究』、『家長父制と資本制』、『ナショナリズムとジェンダー』(以上、岩波現代文庫)、『近代家族の成立と終焉』、『差異の政治学』(岩波書店)、『女という快楽』(勁草書房)、『女遊び』(学陽書房)、『スカートの下の劇場』(河出文庫)、『ミッドナイト・コール』、『上野千鶴子が文学を社会学する』、『老いる準備』(朝日文庫)、『発情装置』(筑摩書房)、『おひとりさまの老後』、『男おひとりさま道』、『ひとりの午後に』(文春文庫)、『女ぎらい』(紀伊國屋書店)、『ケアの社会学』(太田出版)など。まだ対談集に『ケアのカリスマたち』(亜紀書房)など。

高橋源一郎(たかはし げんいちろう)
1951年生まれ。作家、明治学院大学国際学部教授。横浜国立大学経済学部中退。1981年『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長編小説賞優秀作、1988年『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、2002年『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞、2012年『さよならクリストファー・ロビン』で第48回谷崎潤一郎賞受賞。著書に『官能小説家』『一億三千万人のための小説教室』『性交と恋愛にまつわるいくつかの物語』『13日間で「名分」を書けるようになる方法』『「悪」と戦う』『恋する原発』『非常時のことば 震災の後で』『ぼくらの文章教室』『101年目の孤独 希望の場所を求めて』『「あの戦争」から「この戦争」へ ニッポンの小説3』『動物記』など多数。

イベント情報の詳細はこちら