2015年5月28日(木)

『サリンジャーと過ごした日々』トークイベント 井上里さん×山崎まどかさん×金原瑞人さん

1950年代に刊行されて圧倒的なベストセラーとなり、今も訳者を変えて読み継がれる、J・D・サリンジャーの作品。

「ライ麦畑でつかまえて(キャッチャー・イン・ザ・ライ)」「ナインストーリーズ」「フラニーとズーイ」……彼の作品とともに、青春時代を思い出す方も多いのではないでしょうか。

柏書房から好評発売中の『サリンジャーと過ごした日々』は、そんなサリンジャーが、晩年まで関係を持ち続けたマンハッタンの出版エージェンシーが舞台となった作品です。

主人公は右も左もわからぬ、大学出立ての新米編集者。

オフィスで働く若い女性の目から、季節が移ろうニューヨークの街と、古いものと新しいものが共存する、本作りの現場が描かれます。

今回のイベントでは、翻訳家の金原瑞人さんと、アメリカのガールズカルチャーに詳しい山崎まどかさん、そして、今回の翻訳者・井上里さんが、それぞれのサリンジャー体験について語ります。

話はサリンジャーから、そのほかの小説、映画にまで進んでいき…サリンジャーを読んだ方も、これから読む方も、ぜひお越しください!

《プロフィール》

金原瑞人(かねはら・みずひと)

岡山県生まれ。翻訳家、法政大学教授。2015年から始まった「日本翻訳大賞」の選考委員も務める。主な訳書に『豚の死なない日』(白水社)『ブラッカムの爆撃機』『さよならを待つふたりのために』(岩波書店)『国のない男』(NHK出版)『リンドバーグ』(ブロンズ新社)『ヴェルヌの「八十日間世界一周」に挑む』(柏書房)などがある。現在、みつむらweb magazineにて「英語をめぐる冒険」連載中。

http://www.mitsumura-tosho.co.jp/webmaga/

山崎まどか(やまざき・まどか)

東京都生まれ。文筆家、翻訳家。女子文化についての書籍、映画、音楽などカルチャー全般に造詣が深い。主な著書に『オリーブ少女ライフ』(河出書房新社)『女子とニューヨーク』(メディア総合研究所)『イノセント・ガールズ—20人の最低で最高の人生』(アスペクト)『女子映画スタイル—ときめきのガールズ・ムーヴィ』(講談社)、訳書にタオ・リン『イー・イー・イー』(河出書房新社)などがある。

Twitter/https://twitter.com/romanticaugogo

井上里(いのうえ・さと)

宮崎県生まれ。翻訳家。児童書からノンフィクションまで幅広く活動。主な訳書に「エンドゲーム」 シリーズ、「ユリシーズ・ムーア」シリーズ(学研パブリッシング)「サバイバーズ」 シリーズ(小峰書店)『オリバーとさまよい島の冒険』、「シークレット・キングダム」 シリーズ(理論社)『天使の羽ばたき』『涙のあとは乾く』 (講談社)『それでも、読書をやめない理由』(柏書房)などがある。

  • 出演 _

    井上里(翻訳家)
    山崎まどか(文筆家、翻訳家)
    金原瑞人(翻訳家、法政大学教授)

  • 時間 _

    20:00~22:00 (19:30開場)

  • 場所 _

    本屋B&B
    世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

  • 入場料 _

    1500yen + 1 drink order

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