【ジュンク堂 池袋本店】
私はイギリスの小説を研究していますが、もっぱら扱ってきたのは、ジェイン・オースティン、イーヴリン・ウォー、アントニー・ポウエルといったドライな喜劇小説の系統です。
まずは私がイギリス小説に関心を持つきっかけとなったサッカリーの『虚栄の市』から説き起こし、食べてゆくためなら何でもするアンチ・ヒロインの人物像を分析。
そして時代をさかのぼり、オースティンの名作『自負と偏見』は恋愛小説なのか、経済小説なのかという問題を、最近の研究動向も紹介しつつ考えてみようと思います。
【講師紹介】
立教大学文学部文学科英米文学専修 小山 太一 教授
1974年京都生まれ。東京大学で修士 (文学) 取得後、イギリスのケント大学に留学、博士 (文学) 取得。
和洋女子大学、専修大学を経て2017年度より立教大学文学部教授。専門は19世紀から現代のイギリス小説。
著書に The Novels of Anthony Powell: A Critical Study (北星堂)、翻訳はジェイン・オースティン『自負と偏見』(新潮文庫)、イアン・マキューアン『贖罪』(同)、P・G・ウッドハウス『ジーヴズの事件簿』(2冊、文春文庫) など多数。
開催日時:2019年07月24日(水) 19:30~
★入場料は無料です。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)
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