2019年9月1日(日)

本とアートが交差する場所 佐藤直樹 × 小崎哲哉 × 菅付雅信 トークイベント 『佐藤直樹 紙面・壁画・循環―同じ場所から生まれる本と美術の話』(美術出版社)刊行記念

2010年前後を境に、書籍・雑誌を中心にしたデザイナー/アートディレクターから、樹や植物をモチーフの中心にした絵画制作へとその活動の軸足を移している佐藤直樹さん。その二面性を紹介する展覧会「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」が、現在、群馬県の太田市美術館・図書館で開催中(〜10/20)です。

今回のイベントでは、佐藤さん、そして佐藤さんがアートディレクションをつとめた雑誌『ART iT』(2003年創刊)で編集長をつとめられたほか、『くくのち』『百年の愚行』『続・百年の愚行』など、佐藤さんと数々の書籍を編集者・執筆者として手がけた小崎哲哉さんをお迎えして、対談を行います。さらにその聞き手としてご登壇いただくのは、『コンポジット』(1992年創刊、1997年新創刊)編集長として、佐藤さんと長い親交のある編集者の菅付雅信さんです。本とアート、それぞれに造詣の深い三人が、「本とアートが交差する場所」をテーマに繰り広げる貴重なトークをお楽しみください。

日程:2019年9月1日 (日)
時間:14:00~15:30 開場 13:30~
料金:1,500円(税込)
定員:110名様
会場本店:大教室

佐藤直樹 さとう・なおき
1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。2012年からスタートしたアートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」「描く日々」講師。多摩美術大学教授。

小崎哲哉 おざき・てつや
1955年、東京生まれ。ウェブマガジン『REALKYOTO』発行人兼編集長。京都造形芸術大学大学院学術研究センター客員研究員。同大学舞台芸術研究センター主任研究員。2002年、20世紀に人類が犯した愚行を集めた写真集『百年の愚行』を企画編集し、03年には和英バイリンガルの現代アート雑誌『ART iT』を創刊。2005年、愛知万国博覧会テーマ普及誌『くくのち』のエディトリアルディレクターを務める。13年にはあいちトリエンナーレ2013のパフォーミングアーツ統括プロデューサーを担当し、14年に『続・百年の愚行』を執筆・編集した。18年3月に『現代アートとは何か』を河出書房新社より刊行。

菅付雅信 すがつけ・まさのぶ
編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役。1964年生。法政大学経済学部中退。角川書店『月刊カドカワ』、ロッキングオン『カット』、UPU『エスクァイア日本版』編集部を経て独立。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』の編集長を務め、出版物の編集から、内外のクライアントのプランニングやコンサルティングを手掛ける。著書に『はじめての編集』『物欲なき世界』、対談集『これからの教養』等がある。またアートブック出版社ユナイテッドヴァガボンズの代表も務める。『コマーシャル・フォト』『WIRED JAPAN』WEBで連載中。下北沢B&Bで「編集スパルタ塾」を主宰。NYADC銀賞受賞。

書籍情報
『佐藤直樹 紙面・壁画・循環―同じ場所から生まれる本と美術の話』
編著:太田市美術館・図書館
デザイン:株式会社アジール
写真:吉江淳
出版社:美術出版社
判型:A5(210×150mm)
頁数:160頁
予価:2,400円(税別)
発売予定日:2019年8月30日(金)
ISBN:9784568105162

太田市美術館・図書館で開催中の展覧会「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」の全貌をドキュメントするほか、鼎談「佐藤直樹になにが起こったか」(伊藤ガビン、佐藤直樹、椹木野衣)、鼎談「Central East Tokyo前後」(佐藤直樹、竹内昌義、馬場正尊)を新規収録、さらに中村政人(アーティスト、アーツ千代田 3331統括ディレクター)、室賀清徳(編集者)、小金沢智(太田市美術館・図書館学芸員)による各種論考などを掲載します。2010年前後を境に、デザイナー/アートディレクターから絵画制作へとその活動の軸足を移している佐藤直樹を、多角的に紹介するはじめての一冊です。

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