伊藤亜紗さんの『記憶する体』は、障害をもつ方々の事例をもとに、記憶と体の関係について、経験が生みだす知恵について考察した一冊。
習慣によって体はどう変わっていくのか?
意志を越えた先にどんなあり方が広がるのか?
そんな哲学的な問いかけに満ちたユニークな身体論です。
今回は、伊藤亜紗さんが、『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』の著者・吉川浩満さんと熱い議論をくりひろげます。
進化論や人類史、テクノロジー、ポストヒューマン時代の最新事情に詳しい吉川さんと、人間の体の過去と未来について語り合う贅沢な一夜。
この機会をぜひお見逃しなく!
終了後、お二人のサイン会も開催いたします。
【プロフィール】
伊藤亜紗(いとう・あさ)
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。
マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。
専門は美学、現代アート。
もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。
東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)。
主な著作に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『目の見えないアスリートの身体論』(潮出版社)、『どもる体』(医学書院)ほか。
吉川浩満(よしかわ・ひろみつ)
文筆業。慶應義塾大学総合政策学部卒業。
国書刊行会、ヤフーを経て、フリーランス。
関心領域は哲学/科学/芸術、犬/猫/鳥、デジタルガジェット、映画、ロックなど。
著書に『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』(河出書房新社)、『理不尽な進化』(朝日出版社)、『脳がわかれば心がわかるか』(山本貴光との共著、太田出版)、『問題がモンダイなのだ』(山本との共著、ちくまプリマー新書)ほか。翻訳に『先史学者プラトン』(山本との共訳、メアリー・セットガスト著、朝日出版社)、『マインド』(山本との共訳、ジョン・R・サール著、ちくま学芸文庫)など。
日程 / 2019年10月4日 (金)
時間 / 19:30〜21:00 開場 19:00〜
料金 / 1,500円(税込)
定員 / 50名様
会場 / 本店内 小教室