ミシマ社の総合雑誌『ちゃぶ台』の
ミシマ社の総合雑誌『ちゃぶ台』の第5弾、「宗教×政治」号の刊行を記念してトークイベントを開催いたします。
もう、「政治、わかりません」「自分は無宗教です」は通じない。
ちゃんとした議論のないまま外国時労働者受け入れを決定した国。いろんな宗教を抱えてくる人たちに対し、今後、私たちは、「無宗教です」といった当事者意識の薄い態度だけでは通用しなくなっています。
また、今回の『ちゃぶ台』では、「ぼくらの宗教」と「みんなのアナキズム」という2つの特集で、周防大島、今治、秋田など各地を取材してきました。その中で、昨年10月末に起きた周防大島での40日間断水の事故は、「非常時」扱いではなかった、という「まさか」の事態が明らかに。
生活インフラが脅かされる事態でも放置されるという現実を前に、これから私たちはどう生きていけばいいのか?
宗教と政治・・・これまでどちらかといえば私たちが避けがちだった分野を考える緒を探った『ちゃぶ台』Vol.5。本号に載せきれなかった内容を語るのはもちろん、会場の皆さんとともに「これから」を考える夜にしたいです。聞き手は前年同様、店主の辻山がつとめます。
—–
なお、『ちゃぶ台Vol.5』の発売日は10/20ですが、いち早く手に入る先行販売を行います。
イベント後には編集長の三島邦弘さんによるサイン会も開催します。
—–
『ちゃぶ台Vol.5』巻頭の言葉
二〇一八年十月二十二日未明、ドイツの会社が保有するタンカーが周防大島の大島大橋にぶつかり、水道管が破裂。島では、約四十日間断水状態がつづくことになる。
『ちゃぶ台』は創刊以来、毎年この島で特集を組んできたこともあり、私たち編集部も大きなショックを受けた。
十一月三日、訪島し、ほんの微力でしかないが、水を配り、島の方々のお話をうかがった。
その後、自分たちにできることを考え、寄付を募るなど実践した。
しかし、なかなか断水復旧の見通しがたたない。
なぜ、国は動かないのか?
高まる疑念はやがて、確信へと変わっていた。
国はこの島を見放したにちがいない……。
自然災害、人災、議論されないまま通過する法案……今、私たちをとりまく環境は、実態としてすでに「無政府状態」に近い。
まともな感覚で生きようとすればするほど実感する。
そういう時代において宗教はどういう役割を果たせるのか?
自分たちの時代の政治 はどうなるのか。
一人の生活者としてどう動いていけばいいのか?
その手がかりを求めて、本誌の特集を企画した。
本誌編集長 三島邦弘
【プロフィール】
三島邦弘(みしま・くにひろ)
1975年京都生まれ。
出版社二社を経て、2006年10月東京・自由が丘でミシマ社を単身設立。
現在は、自由が丘と京都の二拠点で「原点回帰」の出版活動をおこなう。
ほぼ全書籍の編集を担当。
年に一度刊行の雑誌「ちゃぶ台」では編集長を務め、「お金や政治に振り回されない生き方」を探る。
【開催日】
2019年10月18日(金)
【時間】
19時30分スタート/21時頃終了予定 *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
【会場】
Title 1階特設スペース
【参加費】
1000円+1ドリンク500円
【定員】
25名
【お申し込み】
手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。
title@title-books.com
手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。
手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。
お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます。