2019年10月12日(土)

原智広 × 中原昌也「私たちはまるで夢を見るかのように自殺するようである、自殺はひとつの解決であるか?」 『戦時の手紙 ジャック・ヴァシェ大全』(河出書房新社)刊行記念

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ダダ自殺3人組(クラヴァン・ヴァシェ・リゴー)に憑りつかれた、墓荒らしでヴァシェの訳者の原智広さんとHair Stylistics名義での音楽活動と並行して、小説や映画評論の執筆も手掛ける 奇才中原昌也さんが 分裂的、切断的な言語で「自殺」について語ります。

生と死の間の道に迷い右往左往し、虚無の時空を彷徨う。
人生なんぞ何の意味もない。
すべてに唾を吐きかけろ!
「生きる理由もなければ、死ぬ理由もない、我々に残された、人生に対して軽蔑を表す方法はただ一つ、そいつを受け入れることだ」(リゴー)
狂人たちよ!集いたまえ!

【出演者プロフィール】
原智広(はら・ともひろ)
1985年生まれ。中卒。
作家、翻訳家、脚本家、映画監督。
訳著に『戦時の手紙、ジャック・ヴァシェ大全』(河出書房新社)論文『光学的革命論』、『仮象実体化社会その全貌への憎悪』、映画『イリュミナシオン』『デュアル・シティ』の原作、プロデュース、脚本。
雑誌『Infomental』(EK-Stase)、『映画 Japanese Year Zero Official Book』(EK-Stase)などの監修、編集、執筆、翻訳、出版。
監督、脚本作品「ポラロイド」や国内外の様々なPVを手がける。
「boidマガジン」、「ル・ポン・ド・ソワ」、「NOBODY」にて月一で映画批評とフランス文学について連載中。
音楽集団「R.N.A」を率いる。
現在、監督、脚本、原作作品「ディストピア・サヴィア・ケース」準備中。
2019年10月27日クランクイン、10月中にクラウドファンディング実施予定。
アントナン・アルトーの最後の作品、膨大な量の未知の言語によって構成された分裂的、切断的な黙示緑的記録である『Cahiers d’Ivry』(イヴリーの手帖)の翻訳を進めている。

中原昌也(なかはら・まさや)
1970年6月4日東京都生まれ。
1988年頃よりMTRやサンプラーを用いて音楽制作を開始。
1990年、アメリカのインディペンデントレーベルから「暴力温泉芸者=Violent Onsen Geisha」名義でスプリットLPをリリース。
その後も『OTIS』『QUE SERA,SERA(THINGS GO FROM BAD TO WORSE)』などのアルバムを発表。
ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンらの来日公演でオープニング・アクトに指名され、1995年のアメリカ・ツアーを始め海外公演を重ねるなど、日本以外での評価も高い。
1997年からユニット名を「Hair Stylistics」に改める。
音楽活動と並行して映画評論も手掛け、阿部和重との共著『シネマの記憶喪失』(文藝春秋)、14名の批評家や映画監督、小説家などとの対談集『映画の頭脳破壊』(文藝春秋)などが発売中。
また1998年に初の短篇小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出書房新社)を発表した後、2001年に『あらゆる場所に花束が……』(新潮社)で三島由紀夫賞、2006年に『名もなき孤児たちの墓』(新潮社)で野間文芸新人賞、2008年に『中原昌也作業日誌 2004→2007』(boid)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。
『ニートピア2010』(2008年、文藝春秋)『悲惨すぎる家なき子の死』(2012年、河出書房新社)『こんにちはレモンちゃん』(2013年、幻戯書房)『知的生き方教室』(2014年、文藝春秋)『軽率の曖昧な軽さ』(2016年、河出書房新社)などを発表。

【重要なお知らせ】
10月1日からの消費税率の引き上げに伴い、チケット価格を変更いたします。

9月30日までにチケット購入の場合…
前売1500円+ドリンク500円(共に税込)=2000円
当日2000円+ドリンク500円(共に税込)=2500円

10月1日以降にチケット購入の場合…
前売1500円+ドリンク500円(共に税別)=2200円
当日2000円+ドリンク500円(共に税別)=2750円

くわしくはこちらのページをご覧ください。

10月1日0時より自動的に価格が切り替わりますので、
ご参加のお客さまはお早めにお申し込みください。

時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
入場料 _ 本文の注意書きをお読みください

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