日本では男性に政治権力が集中している。何が女性を政治から締め出してきたのか。そもそも女性が極端に少ない日本の政治は，民主主義と呼べるのか――
こうした根本的な問いを前に少し立ち止まって考えてみると、客観性や中立性をうたい現状分析を行ってきた「政治学」も、実は男性にとって重要な問題を扱う「男性の政治学」に過ぎなかったのではないか、という疑いに直面する．
男性支配について自問する政治学者と「ジェンダーと政治」研究の第一人者である政治学者がジェンダー、フェミニズム、そして民主主義について、忌憚なく語り合う刺激に満ちた2時間。
【開催日時】
2019年11月19日（火）19時～21時
18:15 受付開始
18:30 開場
19:00 トークイベント開始
【開催場所】
神保町ブックセンター
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町２丁目３−１
岩波書店アネックス１F
TEL：03-6268-9064
☆チケット代金 一般：1500円（ワンドリンク付き）
☆店頭、お電話でもお申込みを承ります。（03-6268-9064 平日9：00～20：00、土日祝10：00～19：00）
※お電話でお申込みの際は、開催日時とイベント名をスタッフにお伝えの上お申込みください。
☆座席の約半数がスツール（簡易の丸椅子）です。長時間スツールでの着席が困難なお客様は背もたれのある席をお取りしますのでPeatixのメッセージ機能もしくはお電話にてお知らせください。
【注意事項】
・キャンセルをご希望される方への払い戻しは、11月17日19時までにご連絡いただいた方のみとさせていただきます。
・不参加による払い戻しはいたしかねます。
・イベントの録音動画撮影はお断りいたします。
前田健太郎（まえだ・けんたろう）
政治学者。東京大学法学部准教授。1980年東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。 博士（法学）首都大学東京大学院社会科学研究科准教授を経て現職。著書に『市民を雇わない国家――日本が公務員の少ない国へと至った道』（東京大学出版会，第37回サントリー学芸賞〔政治・経済部門〕）
※岩波新書特設サイト「B面の岩波新書」に「政治を学び直す――ある男性研究者の試み（新書余滴）」を掲載中（https://www.iwanamishinsho80.com/post/democracy）
三浦まり（みうら・まり）
政治学者。上智大学法学部教授。1967年東京都生まれ。カリフォルニア大学バークレー校政治学博士課程修了 Ph.D.（政治学） 東京大学社会科学研究所研究員などを経て現職。近著に『生きづらさに立ち向かう』（前川喜平氏，福島みずほ氏との共著，岩波書店，2019年10月刊） 他に『私たちの声を議会へ――代表制民主主義の再生』（同，2015年） 『日本の女性議員――どうしたら増えるのか』（共編著，朝日新聞出版社，2016年）など多数
