2019年12月28日(土)

「ヘイト本」に「言論のアリーナ」は有効か 永江朗氏『私は本屋が好きでした─あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス)刊行記念トークイベント(聞き手:福嶋聡 ジュンク堂書店難波店店長)

【ジュンク堂書店 難波店】
開催日時:2019年12月28日(土) 15:00~16:30

ライター・永江朗氏の新刊『私は本屋が好きでした─あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス)刊行記念トークイベントを開催します。
「ヘイト本」隆盛の理由を求めて書き手、出版社、取次、書店へ取材し、なぜ本屋の店頭に「排除の棚」が出来上がり、無為無策のまま放置され続けてしまうのか、そのしくみを解き明かした本書。
本書のなかで永江氏は2016年に刊行された当店店長・福嶋聡による著書『書店と民主主義─言論のアリーナのために』(人文書院)について、「ヘイト本と書店の関係について述べた文章でもっともすぐれたもの」と評価しつつ、その実現性や、「ヘイト本」にたいする実効性に疑問を呈してもいます。
書店を「言論のアリーナ」にすることは可能なのか、それは「ヘイト本」にたいして有効なのか、それとも無力なのか。永江氏に、福嶋店長みずからが聞き手となって、「ヘイト本」現象と「言論のアリーナ」、そして本屋の未来を語り合います。

永江朗(ながえ・あきら)
1958年生まれ。ライター。書籍輸入販売会社のニューアート西武(アールヴィヴァン)を経て、フリーの編集者兼ライターに。90~93年、「宝島」「別冊宝島」編集部に在籍。その後はライター専業。「アサヒ芸能」「週刊朝日」「週刊エコノミスト」などで連載をもつ。ラジオ「ナルミッツ!!! 永江朗ニューブックワールド」(HBC)、「ラジオ深夜便 やっぱり本が好き」(NHK第一)に出演。
おもな著書に『インタビュー術!』(講談社現代新書)、『本を読むということ』(河出文庫)、『筑摩書房 それからの40年』(筑摩選書)、『「本が売れない」というけれど』(ポプラ新書)、『小さな出版社のつくり方』(猿江商会)など。

『私は本屋が好きでした─あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』
太郎次郎社エディタス 2019/11発売

■会場・受付 … 3階カウンター前特設会場。入場料無料(定員30名)・予約は、カウンターまで。電話予約可。
ジュンク堂書店 難波店 TEL 06-4396-4771 

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