コミックアプリebookjapanで2018年10月から連載されていた『ベルリンうわの空』は2019年8月に完結しました！
本作では著者である香山哲さんが、実際に数年前からドイツのベルリンに住み、歩き、言葉を交わし、風景や生活の中から感じたさまざまなことがまとめられていました。
作中では、東京と同じく、多くの社会問題や葛藤を抱える一国の首都でありながら、どこか「うわの空」でも楽しく生活していけてしまいそうな、ベルリンという街の様子と、そこで暮らす香山さんの姿が描かれています。
書籍＆電子単行本の刊行を記念した今回のイベントでは、東京で暮らすラッパーであり、友人でもあるMETEORさんを相手に、作品についてはもちろん、毎日の暮らしのこと、遊びのこと、たまに私的で、脱線、雑談ありの気ままなトークで、ベルリンと東京の生活をつなぎます。
※著者の香山哲さんはベルリンからのビデオ出演となります。
※本イベントでは1月17日の全国書店販売に先駆けて、『ベルリンうわの空』の書籍を先行販売いたします。会場でご購入いただいた方には特典として、「ベルリンうわの空 オリジナルステッカー」をすべての方に、また、紙書籍版の装丁のために描きおろしたイラストの「高精細複製原画」を来場された方の中から抽選で10名様にプレゼントいたします。
また本イベントは特別に入場料は1000円（1ドリンク付き）での開催となりました！
みなさまのたくさんのご来場をお待ちしております。
最後に、今回イースト・プレスより刊行される紙書籍版にはデジタル版にはない特典として、いくつかのコラムを書きおろしています。そのひとつをご紹介します。
＜国の印象＞
よく日本の人が持つヨーロッパのイメージに、「人間同士が健康や幸福を大切にしている」というのがある。
ドイツにも公害や残業やいじめ、健康問題はあるはずだし、それぞれ悩みを抱えていたりもする。
だけどたしかに僕も「ドイツでは人間のことを大切にしてる人や場面によく出会うな」と思う。
いろんな国を紹介する情報の中には誇張や偏見が混ざっていることもある。
同じ街でもどんな人とどんな仕事や生活をするかで大きく印象は変わるし、僕が書くものも１つの視点に過ぎない。
何か出来事に出会っても、それはドイツだから起きたんじゃなくて、２０１９年だからかもしれないし、落ち着いて感じ取ろうと常々思ってる。
どの国も「ピンキリ」の上限下限というのは似てる。
すごい凶悪事件や汚職があったり、ノーベル賞とるような人がいたり。
でも「じゃあ結局どこも同じだな」とはならない。ピンとキリの間の色々が、どんな割合・比重でどうバラけているか。その微妙な差こそが特徴になる。
（『ベルリンうわの空』より抜粋）
【作品情報】
『ベルリンうわの空』
ここ…もしかしたら最高の街なんじゃない？
なんの気なしに来てみたら、心に余裕が持てていた。
「のんびり生きたくなる」「住みたい」とSNSで反響じわり。
ささやかだけれどやさしい日常。
ほんのりふしぎなタッチで描く自由きままなドイツ移住記。
◎とてもうれしいオール2色印刷
◎書籍版限定書きおろしコラムも収録
【出演者プロフィール】
香山哲（かやま・てつ）
1982年兵庫県生まれ。
漫画家、イラストレーター、ゲームクリエイター、ライター。
信州大学理学部生物科学科卒、神戸大学大学院医学系研究科中退。
2009年にlivedoorデイリー4コマグランプリ季間賞受賞。
2013年、第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員推薦作品に入選。
2017年、フランス・アングレーム国際漫画祭オルタナティブ部門ノミネート。
ドイツ、ベルリン在住。
Twitter
METEOR（めてお）
東京を中心に活動するラッパー。
Da.Me.Records、Samurai Troopsなどでの活動を経て、現在はソロでのライブ活動はもちろん、様々な分野のアーティストと交流し、表現の幅を拡げている。
お金を使わずとも、毎日を楽しく過ごす「ストリートテクニック」伝道者のひとり。
Twitter
司会：井上雄樹（ebookjapan）
主催 イーブックイニシアティブジャパン
【参考リンク】
『ベルリンうわの空』
『ベルリンうわの空 ウンターグルンド』（連載中）
※好評につき、追加チケットを12月23日（日）の12時から販売します。
店頭での受付はおこないません。数に限りがございますのであらかじめご了承下さい。
時間 _ 19:00～21:00 （18:30開場）
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売500円＋ドリンク500円（ともに税別）
■当日1000円＋ドリンク500円（ともに税別）
