2020年3月25日(水)~2020年3月30日(月)

(~3月30日まで開催)山本容子展 ~物語に出会いを求めて~ 『詩画集プラテーロとわたし』(理論社)刊行記念

【丸善 名古屋本店】
丸善・名古屋本店 6階 ギャラリー
2020年3月25日(水)~3月30日(月)
10:00~21:00 (※最終日は17:00閉場)
<入場無料>

本展では 新作版画、書籍になった版画、関連書籍、CD、グッズ等を展示販売いたします。

山本容子展 『詩画集プラテーロとわたし』刊行記念 ~物語に出会いを求めて~

【詩と音楽を包みこむ銅版画】
ノーベル文学賞を受賞したフアン・ラモン・ヒメネス(1881-1958)というスペインの詩人をご存知でしょうか。
彼の代表作、ロバと詩人の感動的なエレジー『プラテーロとわたし』は世界中で愛されている散文詩集です。
このすぐれた音楽性と豊かな色彩にあふれた作品には、イタリア生まれの作曲家カステルヌオーヴォ=テデスコが作曲したギターと朗読のための28曲があります。
それが今回の企画の出発点でした。
メゾソプラノ歌手・波多野睦美さんの〈音楽に合わせた朗読〉にふさわしい斬新な日本語訳、そして、その世界を包みこむような山本容子さんの銅版画。
容子さんは今回の仕事についてこう書いています――「大萩康司さんのギターの演奏と波多野睦美さんの朗読を聴きながら、銅版をオレンジ色の絵の具を塗布したキャンバスに刷った。
オレンジ色のベースは、ヒメネスとプラテーロの素肌のあたたかさと、太陽があたためた大地の色、信頼関係の色。・・・・・・(詩人とロバが)時空を飛び越えた」。
こうして〈詩と音楽と絵〉が一体になった素晴らしい詩画集が生まれました。 刈谷政則 (編集者)

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