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新鋭短歌シリーズ(書誌侃侃房)より第
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新鋭短歌シリーズ(書誌侃侃房)より第一歌集として刊行された小野田光『蝶は地下鉄をぬけて』と寺井奈緒美『アーのようなカー』。どちらの歌集も、特徴的な口語を用いた短歌の数々が話題になっています。この2冊の批評を通して見えてくる現代短歌のおもしろさとは何なのか。現代短歌を代表するパネリストと著者が語り合うトークイベントです。
※終了後、出演者のサイン会も開催いたします。
●第1部
『アーのようなカー』批評会
パネリスト:穂村弘、柴田葵、小野田光
●第2部
『蝶は地下鉄をぬけて』批評会
パネリスト:東直子、田中有芽子、寺井奈緒美
●第3部
クロストーク
パネリスト:穂村弘、田中有芽子、柴田葵、東直子
日程:2020年6月14日 (日)
時間:13:30~16:30 開場 13:00~
料金:1,540円(税込)
定員:110名様
会場:本店 大教室
穂村弘 ほむら・ひろし
1962年北海道生まれ。歌人。1990年、『シンジケート』でデビュー。現代短歌を代表する歌人として、エッセイや評論、絵本など幅広く活躍。『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、連作「楽しい一日」で第44回短歌研究賞、『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞を受賞。歌集に『ラインマーカーズ』『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』など。
田中有芽子 たなか・うめこ
札幌生まれの埼玉育ち。東京在住。平成21年、 短歌を作り始める。かばん会に所属。平成22年、日本経済新聞の歌壇に投稿を始める。平成31年、 フィクション作品『BBレポート』。令和元年、第一歌集『私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない』。
柴田葵 しばた・あおい
神奈川県生まれ、東京都在住。 育児クラスタ短歌サークル「いくらたん」、詩・俳句・短歌同人「Qai(クヮイ)」に参加。第6回現代短歌社賞候補。第2回石井僚一短歌賞次席「ぺらぺらなおでん」。第1回笹井宏之賞大賞「母の愛、僕のラブ」。2019年12月、第一歌集『母の愛、僕のラブ』(書誌侃侃房)。
東直子 ひがし・なおこ
1963年生まれ。歌人・作家。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』『十階』、小説に『とりつくしま』『薬屋のタバサ』『晴れ女の耳』、その他『愛のうた』『短歌の詰め合わせ』『しびれる短歌』(穂村弘との共著)など著著多数。1996年、「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞、2016年、『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞を受賞。
寺井奈緒美 てらい・なおみ
ホノルル生まれ、愛知育ち、東京在住。趣味は粘土で縁起のよい人形をつくること。2019年4月、第一歌集『アーのようなカー』(書肆侃侃房)。
小野田光 おのだ・ひかる
1974年、東京都生まれ。「かばん」会員。2018年東京歌壇(東京新聞)東直子選年間賞。「ホッケーと和紙」50首により第64回角川短歌賞佳作。「砂糖水」「半券」同人。2018年12月、第一歌集『蝶は地下鉄をぬけて』(書肆侃侃房)。
書籍情報
『蝶は地下鉄をぬけて』
小野田光/著
1, 700円+税
書肆侃侃房/新鋭短歌シリーズ45
【放物線をながめるように】
見わたすと、この世は明るくておもしろい。
たとえ何かをあきらめるときであっても。(東直子)
『アーのようなカー』
寺井奈緒美/著
1,700円+税
書肆侃侃房/新鋭短歌シリーズ46
【生活のあらゆる隙間にユーモアを詰める。】(いとうせいこう)
【この世のいとおしい凸凹】
どこまでも平らな心で見つけてきた、景色の横顔。
面白くて、美しくて、悲しくて、ほんのり明るい。(東直子)