晶文社スクラップブックの連載「日本語とジャーナリズム」が1冊にまとめられ、刊行された記念として、トークイベントを開催します。
森有正から片岡義男まで、先人たちが考えてきた日本語の構造。何かを論じるとき、必ずそこに人間関係を介入させざるを得ない。上下や敵味方の関係から離れて発言できない日本語で、客観的な報道は可能か? 武田さんが学生時代から持ち続けてきたそんな疑問について、丁寧に語ったのが本書。今回のトークイベントでは、片岡義男の日本語論で終わる本の延長上に、ネット時代の日本語にまで裾野を広げてお話いただきます。
お相手は、武田さんの『流行人類学クロニクル』の担当編集者であり、「日経ビジネス オンライン」のプロデューサーを長く務め、現在日経ビジネスチーフ企画プロデューサーの柳瀬博一さんです。
武田徹(たけだ・とおる)
1958年生まれ。ジャーナリスト・評論家。東京大学先端科学技術研究センター特任教授、恵泉女学園大学教授などを歴任。国際基督教大学大学院修了。メディアと社会の相関領域をテーマに執筆を続け、メディア、ジャーナリズム教育に携わってきた。2000年『流行人類学クロニクル』(日経BP社)でサントリー学芸賞受賞。
著書に『偽満州国論』『「隔離」という病』(中公文庫)、『殺して忘れる社会』(河出書房新社)、『戦争報道』 (ちくま新書)、『原発報道とメディア』(講談社現代新書)、『原発論議はなぜ不毛なのか』『私たちはこうして「原発大国」を選んだ―増補版「核」論』(中公新書ラクレ)、『暴力的風景論』(新潮社)、『NHK問題——二〇一四年・増補改訂版』(KindleDirectPublishing版)等多数がある。
柳瀬博一(やなせ・ひろいち)
1964年静岡県生まれ。編集者。日経ビジネスチーフ企画プロデューサー。 慶應義塾大学経済学部卒業後、日経マグロウヒル社(現、日経BP社)に入社。雑誌「日経ビジネス」の記者、専門誌の編集や新媒体開発などに携わった後、出版局にて『小倉昌男 経営学』『矢沢永吉/アー・ユー・ハッピー?』『養老孟司のデジタル昆虫図鑑』『赤瀬川原平&山下裕二/日本美術応援団』『板倉雄一郎/社長失格』『武田徹/流行人類学クロニクル』など数百の本の編集を行う。2008年より「日経ビジネス オンライン」のプロデューサー。2012年より現職。
TBSラジオで「文化系トークラジオ Life」「柳瀬博一Terminal」のパーソナリティを。現在はラジオNIKKEIで「RN2 BIZ&TECH Terminal」のパーソナリティを。プライベートでは、三浦半島小網代の谷の保全を行うNPO法人小網代野外活動調整会議の副代表。
著書には『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』(小林弘人と共著、晶文社)、『「奇跡の自然」の守りかた』(岸由二と共著、ちくまプリマ―新書)など。
開催日:2017年1月16日(月)
時間:19時30分スタート/21時終了予定 *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
会場:Title 1階特設スペース
参加費:1000円+1ドリンク500円
定員:25名
お申し込み
手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。
title@title-books.com
手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。
手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。
お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます。