【ジュンク堂 池袋本店】
開催日時:2018年06月26日(火)19:00開始 19:30開演
最近よく耳にするようになった、「LGBT」。この潮流のなかで性同一性障害の当事者は何を思っているのか。彼らは何に悩み、何を求めているのだろうか。
著者の西野明樹氏は、性同一性障害の当時者性を持つ希少な臨床心理士。性別の不一致に悩む子どもの保護者や学校関係者らに訴えるのは、本人が安心して告白できる土壌をつくること、本人の心の準備状況と足並みを揃えていくこと、男か女かの二択を迫らずに余地を残していくこと、本人も周囲の大人も一人で抱え込まないこと。
当事者の権利ばかりを主張しない。周囲ばかりに理解を求めない。性別を変えることばかりに囚われない。当事者と当事者性を持たない人々との自然な共生こそを願う西野氏は、LGBTブームとも言われる昨今に何を思うのか―
おおっぴらには聞きにくい様々な話題を、司会者が西野氏にぶつけます。書籍には載せられない本音と生の声を引き出す挑戦的な対談です。
性同一性障害とLGBTのT(トランスジェンダー)との違いなど、冒頭にわかりやすい解説を西野氏自ら行っていただきます。こうしたテーマにあまり知識のない方も遠慮なくご参加ください。
【講師紹介】
西野明樹(にしの・あき)
臨床心理士、心理学博士。一般社団法人gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会・代表理事。日野市立子ども家庭支援センター・心理専門相談員。高幡心理相談所・所長。認定特定非営利活動法人がんサポートコミュニティー・プログラムコーディネーター。
1986年に女児として出生。10代終わりに「性同一性障害」という言葉に出会い、それまで内に隠していた「どこか周りとは違う」という感覚が性別違和感によるものだと認識。大学在学中に性別移行を模索し始め、「性同一性障害当事者の社会的適応上の苦難と試行錯誤」を研究テーマに据える。その後、困難に直面した人々の悩みに寄り添いながら、臨床心理的援助活動・援助の質を高めるための研究活動などを展開。現在、性同一性障害の当事者性をもった稀少な臨床心理士として、全国の当事者やその家族、当事者団体の相談を受けるとともに、将来の教育や医療を担う学生や院生、スクールカウンセラー、行政職員、一般市民、中高生などを対象とした講演・研修の講師なども務めている。
★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)
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