『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』の刊行を記念して著者・三宅陽一郎氏と、『どもる体』(医学書院刊)の伊藤亜紗氏によるトークイベントを行います。
美学を専門とする研究者である伊藤氏は、アート、哲学、身体を横断的にとらえ、視覚障害や吃音をこれまでのアプローチとは異なる切り口で取り上げています。
人工知能を通して哲学を(あるいは、哲学を通して人工知能を)語る三宅氏と身体の謎に取り組む伊藤氏の対談を通し、AIと身体、新たな身体論を探ります。
【プロフィール】
三宅陽一郎(みやけ よういちろう)
ゲームAI開発者。京都大学で数学を専攻、大阪大学(物理学修士)、東京大学工学系研究科博士課程を経て、2004年よりデジタルゲームにおける人工知能の開発・研究に従事。国際ゲーム開発者協会日本ゲームAI専門部会設立(チェア)、日本デジタルゲーム学会 理事、芸術科学会理事、人工知能学会編集委員。共著『デジタルゲームの教科書』『デジタルゲームの技術』『絵でわかる人工知能』(SBCr)、『高校生のための ゲームで考える人工知能』(ちくまプリマー新書)、『ゲーム情報学概論』(コロナ社)、著書『人工知能のための哲学塾』『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』(BNN新社)、『人工知能の作り方』(技術評論社)。翻訳監修『ゲームプログラマのためのC++』『C++のためのAPIデザイン』(SBCr)、監修『最強囲碁AI アルファ碁 解体新書』(翔泳社)。
伊藤亜紗(いとう あさ)
1979年生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は美学、現代アート。もともとは生物学者を目指していたが、大学3年次に文転。2010年に東京大学大学院博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。著書に『どもる体』(医学書院)『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)など。趣味はテープ起こし。
モデレーター・水野勇太(みずの ゆうた)
AIテクニカルゲームデザイナー。大学卒業後、AIエンジニアやディレクターとしてゲームを開発。現在はメタAIの研究開発に従事しつつ、AAAタイトルのゲームAI開発も行う。最近の関心事は、メタAI、クオリア、意識の排他性、AIのための身体性など。
日程 / 2018年10月1日 (月)
時間 / 19:30〜21:00 開場 19:00〜
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 50名様
会場 / 本店内 小教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00