2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたボランティアの募集が9月中旬に始まります。ボランティアの募集人数は、オリンピック史上最多となる約11万人。
56年ぶりの自国開催ということで、「ボランティアになって大会を盛り上げたい」と思っている人も少なくないでしょう。
しかし一方で、「無償ボランティアはやりがい搾取ではないか」といった批判の声も多数上がっています。
そこで今回は、過去3大会のオリンピックにボランティアとして参加し、その魅力や活動内容をまとめた『東京オリンピックのボランティアになりたい人が読む本』を6月に出版した西川千春さんと、オリンピックボランティアの搾取構造やメディアの報道姿勢等の問題を発信し続け、7月に『ブラックボランティア』を出版した本間龍さんによるトークイベントを開催します。
活動の実態から東京大会の問題点まで、メディアの報道や大会組織委員会のニュースリリースだけではわからないオリンピックボランティアの舞台裏を、お二人に存分に語ってもらいます。
オリンピックボランティアの良い面と悪い面、西川さんと本間さんはそれぞれどう思っているのでしょうか。そして、東京オリンピック・パラリンピックはどうあるべきなのか。
是非ご参加ください!
【出演者プロフィール】
西川千春(にしかわ・ちはる)
1960年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。アメリカ国際経営大学院にて国際経営学修士(MBA)取得。1990年、日本精工の駐在員としてロンドンへ。その後、英国に留まり、2005年に経営コンサルタントとして独立。現在は通訳サービスを提供する株式会社ブリックスにて2020年プロジェクト推進室長として勤務。オリンピックボランティアとして2012年夏季ロンドン大会、2014年冬季ソチ大会、2016年夏季リオ大会に参加。日本スポーツボランティアネットワーク特別講師、目白大学外国語学部英米語学科講師を務める。日本オリンピック・アカデミー会員。著書に『東京オリンピックのボランティアになりたい人が読む本』(イカロス出版)。
本間龍(ほんま・りゅう)
1962年生まれ。著述家。89年に博報堂に入社。2006年に退社するまで、一貫して営業を担当。その経験をもとに、広告が政治や社会に与える影響、メディアとの癒着などについて追及。原発安全神話がいかにできあがったのかについて、一連の書籍で明らかにした。最近は、憲法改正の国民投票に与える広告の影響力について調べ、発表している。著書に『ブラックボランティア』(角川新書)、『原発広告』『原発広告と地方紙』(ともに亜紀書房)、『原発プロパガンダ』(岩波新書)、『メディアに操作される憲法改正国民投票』(岩波ブックレット)、『広告が憲法を殺す日』(集英社新書、共著)ほか。
時間 _ 19:00~21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料 _
■前売1,500yen + 1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order