2019.03.20 WED
19:00 – 21:00
現在、文学の世界では何が起きているのか。
神保町ブックセンターでは、アメリカ文学研究者で翻訳家の都甲幸治さんをお招きし、変動する社会やアクチュアルな同時代カルチャーとの接点も踏まえつつ、世界文学の潮流に迫る対談をシリーズで開催します。
大和田俊之さんとの第一回「ヒップホップと現代文学」に続き、第二回は椹木野衣さんをお招きし、「現代アートと現代文学」と題してお送りします。
絵を見ることと小説を読むことはどこが似ていてどこが違うのか。
文学にアウトサイダーアートはあるのか。
現代美術の最新動向と世界文学の潮流が交わる地点はあるのか。
日本文学は「悪い場所」なのか……美術作品の見方や批評の書き方について書かれた椹木さんの新刊『感性は感動しない――美術の見方、批評の作法』をサブテキストに、縦横無尽に語り合います。
【主催】
神保町ブックセンター
【共催】
株式会社 Pヴァイン
※注意事項
・キャンセルをご希望される方への払い戻しは、3月18日 20時までにご連絡いただいた方のみとさせていただきます。
・不参加による払い戻しはいたしかねます。
・イベントの録音動画撮影はお断りいたします。
都甲幸治(とこう・こうじ)
1969年福岡生まれ。翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。
著書に『今を生きる人のための世界文学案内』(立東舎)、『21世紀の世界文学30冊を読む』(新潮社)、訳書にジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(共訳、新潮社)、『わたしの島をさがして』(汐文社)、チャールズ・ブコウスキー『勝手に生きろ!』(河出文庫)、ジャクリーン・ウッドソン『みんなとちがうきみだけど』(汐文社)などがある。読売新聞(2010-2011)、朝日新聞(2018-)書評委員。
椹木野衣(さわらぎ・のい)
1962年埼玉県生まれ。故郷の秩父で音楽と出会い、京都の同志社で哲学を学んだ盆地主義者。
美術批評家として会田誠、村上隆、ヤノベケンジら現在のアート界を牽引する才能をいち早く見抜き、発掘してきた。既存のジャンルを破壊する批評スタイルで知られ、蓄積なしに悪しき反復を繰り返す戦後日本を評した「悪い場所」(『日本・現代・美術』新潮社)という概念は、日本の批評界に大きな波紋を投げかけた。
ほかにも読売新聞(2010‐2011)、朝日新聞(2017‐)の書評委員としてあらゆる分野にわたる書評多数。多摩美術大学教授にして岡本太郎「芸術は爆発だ!」の精神的継承者。芸術人類学研究所所員も務める(『感性は感動しない』著者略歴より)