歌人・田村元さんの初のエッセイ集『歌人の行きつけ』が昨年12月、下北沢の出版社・いりの舎から刊行になりました。
本書は、短歌総合紙・月刊「うた新聞」で連載されたエッセイの単行本化。
斎藤茂吉、吉野秀雄、佐藤佐太郎、宮柊二、山崎方代、塚本邦雄、玉城徹、寺山修司、小中英之、春日井健、福島泰樹、仙波龍英、谷岡亜紀、俵万智といった近現代歌人の〈行きつけ〉を、文献から発掘、実際にそのお店で飲みながら歌人たちの横顔や交流に思いを馳せて書かれた、かつてない一冊です。
今回、この『歌人の行きつけ』刊行を記念して、トークイベントを開催いたします。
お相手は、歌人の大井学さん。作歌や評論の活動はもとより、各総合誌で短歌史年表を編纂するなど短歌史家としての顔も持ち、 また料理の腕前も一級品の大井さん。
対談では、おふたりが短歌にまつわるエピソードを持ち寄り、「行きつけ」という面と「短歌史」という面から歌人の素顔に迫り、裏側と表側から短歌の魅力を味わう、貴重な機会となります。
どうぞお楽しみに!
【出演者】
田村元(たむら・はじめ)
1977年群馬県生まれ。北海道大学法学部卒業。
2002年「上唇に花びらを」で第13回歌壇賞を受賞。
2012年第一歌集『北二十二条西七丁目』(本阿弥書店)刊。
同歌集で第19回日本歌人クラブ新人賞受賞。
2018年『歌人の行きつけ』(いりの舍)刊。
「りとむ」「太郎と花子」所属。横浜市在住。
大井学(おおい・まなぶ)
1967年福島県二本松市生まれ。
2007年『浜田到 歌と詩の生涯』(角川書店)刊。
2016年第一歌集『サンクチュアリ』(角川書店)刊。
歌誌「かりん」、短歌史プロジェクト「Tri」所属。
時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order