2019年5月26日(日)

【文化系トークラジオLife】 赤坂憲雄 × 長谷川裕 × 矢野利裕 × 宮崎智之トークイベント「武蔵野レアグルーヴ ~いま、〝武蔵野〟を再発見する~」

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こんにちは。ときどきサブパーソナリティの矢野利裕です。
ここ数年、Life周辺(の一部)で「武蔵野・多摩」が盛り上がっているのはご存じでしょうか。
東京オリンピックに向けて湾岸エリアなどの東京の東側が注目される現在にあって、「いまアツいのはむしろ西側ではないか!」「東京の西側である武蔵野・多摩のエリアの意義を再発見しよう!」という問題意識のもと、黒幕こと長谷川裕プロデューサー、ライターの宮崎智之さん、批評家の矢野というウエスト東京育ちの三人が、ひそやかに武蔵野・多摩研究を続けていたのでした。
そんなわたしたちの盛り上がりと共振するように、2018年くらいから、武蔵野ブーム(!?)と言える動きが起こっています。
KADOKAWAによる季刊雑誌『武蔵野樹林』の創刊、赤坂憲雄さんの『武蔵野をよむ』(岩波新書)の発刊、最近では雑誌『東京人』が「反骨の多摩・武蔵野」という特集を組み、宮崎と矢野もインタヴューや座談会・コラムで参加をしています。
また、『武蔵野樹林vol.2』では、長谷川プロデューサーとLifeでもおなじみの哲学者・國分功一郎さんの対談が実現しています。
そのような武蔵野ブームを受けて、今回のイベントは「武蔵野レアグルーヴ~いま、〝武蔵野〟を再発見する~」と題してお送りします!
クラブ音楽華やかなりし1990年代、すっかり忘れられた過去の音楽をクラブ以降の感覚で再発見し、現代的な新しい価値を見出す、レアグルーヴというムーヴメントがありました。
旧石器時代以来の記憶を抱え、明治時代には国木田独歩によってブランディングされた〝武蔵野〟に対して、いまどのような価値を見出すことができるのか。
武蔵野の現代的な価値とはなんなのか。古くて新しい〝武蔵野レアグルーヴ〟の立ち上げを試みます。
今回はゲストとして、まさにいま〝武蔵野〟を再発見せんと「武蔵野学」を提唱なさっている、民俗学者の赤坂憲雄さんをお迎えします!
著書『武蔵野をよむ』はもちろん、雑誌『武蔵野樹林』『東京人』の武蔵野・多摩特集にも参加されるなど、武蔵野をめぐるキーパーソンのおひとりである赤坂さんとともに、武蔵野の過去・現在・未来について考えていきたいと思います。
武蔵野・多摩のイベントは今回で3度目となりますが、ゆっくりと、しかし確実に熱気と広がりを見せ始めている武蔵野をめぐるムーヴメントをぜひ目撃してください。

【日 時】
2019年5月26日(日) 16:00~18:00(開場15:45)

【場 所】
紀伊國屋書店新宿本店9階イベントスペース

【参加費】
2000円

【ご予約】
5月8日(水)10:00~  以下のpeatixサイトで受け付けます。
チケットのご予約はこちら

【定 員】
50名
※定員に達ししだい受付を終了いたします。

【出演】
赤坂憲雄、矢野利裕、長谷川裕、宮崎智之

《プロフィール》
赤坂憲雄(あかさか のりお)
1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。
学習院大学教授・福島県立博物館館長。東北学を提唱し、1999年に雑誌『東北学』を創刊。
2007年『岡本太郎の見た日本』(岩波書店)でドゥマゴ文学賞・芸術選奨受賞。
『異人論序説』(ちくま学芸文庫)、『境界の発生』(講談社学術文庫)、『東西/南北考』(岩波新書)、『遠野/物語考』(荒蝦夷)、『震災考』(藤原書店)、『性食考』(岩波書店)など著書多数。

長谷川裕(はせがわ ひろし)
TBSラジオプロデューサー。通称「黒幕」。 1974年生まれ。
「文化系トークラジオLife」のほか、「荻上チキ・Session-22」などを手がける。
共著書に『文化系トークラジオLifeのやり方』など。
三鷹育ち、都立国立高校出身、武蔵小金井在住の北多摩クラスタ。
高校時代の行きつけは、ロージナ茶房と今はなきディスクユニオン国立駅前店。

矢野利裕(やの としひろ)
1983年生まれ。杉並区育ち。批評家/DJ。
14年「自分ならざる者を精一杯に生きる 町田康論」で、群像新人文学賞評論部門優秀作。
著書に『コミックソングがJ-POPを作った』(ele-king books)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)、共著に、宇佐美毅・千田洋幸編『村上春樹と二十一世紀』(おうふう)など。

宮崎智之(みやざき ともゆき)
1982年生まれ。東京都福生市出身。フリーライター。
西多摩新聞記者、編集プロダクションなどを経て、フリーライターに。
日常生活の違和感を綴ったエッセイを、雑誌、Webメディアなどに寄稿している。
著書に『モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ』(幻冬舎文庫)、共著『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル)など。お気に入りの武蔵野スポットは、福生市の石川酒造と、ほたる公園。

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