2019年7月8日(月)

熊倉敬聡 × 椹木野衣 × 鞍田崇トークイベント「〈藝術2.0〉のゆくえ~美術と工芸を越えて~」 『藝術2.0』(春秋社) 刊行記念

【ジュンク堂 池袋本店】
現代アートの行き詰まりのさらにその先で、アートに代わる新たな“創造”のあり方=〈藝術2.0〉を模索してきた熊倉敬聡。
西洋近代の規範にもとづいたArtの「死」を見据える彼は、いっぽうで工芸や茶道、さらには発酵や坐禅といった日本の伝統の枠組みの中でイノベーティブな活躍を遂げるクリエイターたちに〈藝術2.0〉ならぬ〈藝道=GEIDO〉の萌芽を見出す。
その精華としてこのたび上梓された『藝術2.0』刊行を記念して、美術批評家・椹木野衣と工芸/民芸研究の鞍田崇をゲストに迎え、アート、美術、工芸、民芸、そしてそれらすべてを越えた先に熊倉が見出した〈藝術2.0〉について、縦横無尽に語り尽くす。

【講師紹介】
熊倉敬聡(くまくら・たかあき)
1959年生まれ。パリ第7大学博士課程修了(文学博士)。
元慶應義塾大学教授、元京都造形芸術大学教授。
フランス文学・思想、特に詩人ステファヌ・マラルメの〈経済学〉を研究後、現代アートやダンスに関する研究・批評・実践等を行う。
大学を地域・社会へと開く新しい学び場「三田の家」、社会変革の“道場”こと「Impact Hub Kyoto」などの立ち上げ・運営に携わる。
主な著作に『瞑想とギフトエコノミー』(サンガ)、『汎瞑想』、『美学特殊C』、『脱芸術/脱資本主義論』(以上、慶應義塾大学出版会)などがある。

椹木野衣(さわらぎ・のい)
美術批評家。1962年生まれ。
主著『増補シミュレーショニズム』(ちくま学芸文庫)、『日本・現代・美術』(新潮社)、『「爆心地」の芸術』(晶文社)、『戦争と万博』、『後美術論』(第25回吉田秀和賞)、『震美術論』(平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞、以上、美術出版社)など。
ほかに『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎新書)、会田誠との対談集『戦争画とニッポン』(講談社)、書き下ろしエッセイ集『感性は感動しない』(世界思想社)など。
現在、多摩美術大学美術学部教授、同大学附置芸術人類学研究所所員。

鞍田崇(くらた・たかし)
哲学者。1970年兵庫県生まれ。
京都大学大学院人間・環境学研究科修了。現在、明治大学理工学部准教授。
近年は、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、現代社会の思想状況を問う。
著作に『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会 2015)など。民藝「案内人」としてNHK-Eテレ「趣味どきっ!私の好きな民藝」に出演(2018年放送)。
HP

開催日時:2019年07月08日(月) 19:00~
会場:9Fギャラリースペース

★入場料は500円です。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

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ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

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