2019年10月14日(月)

原智広 × 中原昌也「私たちはまるで夢を見るかのように自殺するようである、自殺はひとつの解決であるか?」 『戦時の手紙 ジャック・ヴァシェ大全』(河出書房新社)刊行記念

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ダダ自殺3人組(クラヴァン・ヴァシェ・リゴー)に憑りつかれた、墓荒らしでヴァシェの訳者の原智広さんとHair Stylistics名義での音楽活動と並行して、小説や映画評論の執筆も手掛ける 奇才中原昌也さんが 分裂的、切断的な言語で「自殺」について語ります。

生と死の間の道に迷い右往左往し、虚無の時空を彷徨う。
人生なんぞ何の意味もない。
すべてに唾を吐きかけろ!
「生きる理由もなければ、死ぬ理由もない、我々に残された、人生に対して軽蔑を表す方法はただ一つ、そいつを受け入れることだ」(リゴー)
狂人たちよ!集いたまえ!

【出演者プロフィール】
原智広(はら・ともひろ)
1985年生まれ。中卒。
作家、翻訳家、脚本家、映画監督。
訳著に『戦時の手紙、ジャック・ヴァシェ大全』(河出書房新社)論文『光学的革命論』、『仮象実体化社会その全貌への憎悪』、映画『イリュミナシオン』『デュアル・シティ』の原作、プロデュース、脚本。
雑誌『Infomental』(EK-Stase)、『映画 Japanese Year Zero Official Book』(EK-Stase)などの監修、編集、執筆、翻訳、出版。
監督、脚本作品「ポラロイド」や国内外の様々なPVを手がける。
「boidマガジン」、「ル・ポン・ド・ソワ」、「NOBODY」にて月一で映画批評とフランス文学について連載中。
音楽集団「R.N.A」を率いる。
現在、監督、脚本、原作作品「ディストピア・サヴィア・ケース」準備中。
2019年10月27日クランクイン、10月中にクラウドファンディング実施予定。
アントナン・アルトーの最後の作品、膨大な量の未知の言語によって構成された分裂的、切断的な黙示緑的記録である『Cahiers d’Ivry』(イヴリーの手帖)の翻訳を進めている。

中原昌也(なかはら・まさや)
1970年6月4日東京都生まれ。
1988年頃よりMTRやサンプラーを用いて音楽制作を開始。
1990年、アメリカのインディペンデントレーベルから「暴力温泉芸者=Violent Onsen Geisha」名義でスプリットLPをリリース。
その後も『OTIS』『QUE SERA,SERA(THINGS GO FROM BAD TO WORSE)』などのアルバムを発表。
ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンらの来日公演でオープニング・アクトに指名され、1995年のアメリカ・ツアーを始め海外公演を重ねるなど、日本以外での評価も高い。
1997年からユニット名を「Hair Stylistics」に改める。
音楽活動と並行して映画評論も手掛け、阿部和重との共著『シネマの記憶喪失』(文藝春秋)、14名の批評家や映画監督、小説家などとの対談集『映画の頭脳破壊』(文藝春秋)などが発売中。
また1998年に初の短篇小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出書房新社)を発表した後、2001年に『あらゆる場所に花束が……』(新潮社)で三島由紀夫賞、2006年に『名もなき孤児たちの墓』(新潮社)で野間文芸新人賞、2008年に『中原昌也作業日誌 2004→2007』(boid)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。
『ニートピア2010』(2008年、文藝春秋)『悲惨すぎる家なき子の死』(2012年、河出書房新社)『こんにちはレモンちゃん』(2013年、幻戯書房)『知的生き方教室』(2014年、文藝春秋)『軽率の曖昧な軽さ』(2016年、河出書房新社)などを発表。

【10/10 更新】
台風接近に伴い、10月12日開催のイベントは中止とし、10月14日(月)の19−21時での延期開催となりました。
12日分でお申し込みいただいたお客様にはキャンセルまたは振替のご案内をチケットサイトよりいたしておりますので、ご確認ください。

時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
入場料 _ 本文の注意書きをお読みください

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