アフリカ各地をフィールドワークする気鋭の人類学者たちは、本書においてなぜ、そこでのリサーチや経験について、「科学的」な記述ではなく、「超現実的な」フィクションの形式で語ることを迫られたのか。
アカデミックな形式の中で枯渇させることのできない、世界の息遣いとまったく新しい知的可能性、そしてその秘密とは。
本書著者それぞれの個性的な語りは、本トークにおいても激しく脈動し、わたしたちを未知の世界へと誘ってくれるはず。
乞うご期待です。とんでもなく楽しい一夜、ぜひお聞き逃しなく!
【プロフィール】
川瀬慈(かわせ・いつし)
1977年生まれ。国立民族学博物館/総合研究大学院大学准教授。
専門は映像人類学、民族誌映画。
2001年より、主にエチオピア北部の地域社会で活動を行う吟遊詩人、楽師たちの人類学研究を行う。
同時に人類学、シネマ、現代アートの実践の交差点から、イメージや音を用いた話法を探究。
著作に『ストリートの精霊たち』(世界思想社、第6回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞)、『アフリカン・ポップス!――文化人類学からみる魅惑の音楽世界』(明石書店、共編著)他多数。
映像作品に『Room 11, Ethiopia Hotel』(イタリア・サルデーニャ国際民族誌映画祭にて「最も革新的な映画賞」受賞)他。
村津蘭(むらつ・らん)
1983年生まれ。
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程在学中。
専門は映像人類学、宗教人類学、アフリカ地域研究。
主な研究テーマはベナンの宗教における憑依、妖術師、悪魔祓いについて。
民族誌の映像作品に、『トホス』(東京ドキュメンタリー映画祭奨励賞受賞)他。
矢野原佑史(やのはら・ゆうし)
1981年生まれ。
京都大学アフリカ地域研究資料センター研究員。専門は音楽人類学。
主な研究テーマはカメルーンの熱帯林地域における在来の音文化ならびに都市部の若者たちによるヒップホップ・カルチャーの変遷。
著作に、『カメルーンにおけるヒップホップ・カルチャーの民族誌』(京都大学アフリカ研究シリーズ、松香堂出版) 他。
青木敬(あおき・けい)
1988年生まれ。関西大学文学部助教。
専門は文化人類学、ポルトガル語圏地域研究。
主な研究テーマはカーボヴェルデ人の音楽的アイデンティティ。
著書に『カーボ・ヴェルデのクレオールーー歌謡モルナの変遷とクレオール・アイデンティティの形成』(京都大学アフリカ研究シリーズ、松香堂書店)他。
【参加費】
チケットのみ:1,650円(税込)
書籍付チケット:3,650円(税込)
【申し込み方法】
梅田 蔦屋書店オンラインショッピングまたは店頭にてお申し込みください。※オンラインショッピングでは決済のみとなり、チケットの発送はございません。イベント当日にお渡しします。
【注意事項】
・お座席は自由席です。会場にお越しの順にお入りいただきます。
・会場でのご飲食は9Fでお買上げの商品のみとさせていただいております。
・録音・録画はご遠慮頂いております。
・お客様ご都合によるキャンセルは承っておりません。予め御了承ください。
・本イベントはEC、店頭でのご購入の両方でTポイント対象となりますが、ルクアポイントは店頭ご購入の場合のみ対象となります。
・お子様の価格設定はございません。大人と同じように席を有する場合は大人と同額を頂戴いたします。
・ベビーカーはお預かりする場所がございませんので予めご了承ください。
・お子様が泣かれた場合、ご配慮を頂戴できますようお願いすることがございます。
・サイン会は当店でご購入頂いた方のみご参加いただけます。
・サイン本のお渡し会の場合、名いれ等はお断りをさせていただく場合がございます。
【書籍付きチケット/お土産付きチケットについて】
・イベント当日、ご参加いただけなかった場合、書籍・お土産はイベント開催日当日から2週間お取り置きをさせていただきます。
・お取り置き期間の2週間を過ぎてご来店いただけなかった場合はお客様ご負担(着払い)にて書籍・お土産をお送りさせていただきます。
会期 / 2020年1月19日(日)
時間 / 15:00~17:00(開場14:30)
場所 / 梅田 蔦屋書店 店内 4thラウンジ
定員 / 80名
講師/ゲスト / 川瀬慈、村津蘭、矢野原佑史、青木敬
主催 / 新曜社
共催・協力 / 読書の学校
問い合わせ先 / umeda_event@ccc.co.jp