「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世中(よのなか)にある人と栖(すみか)と、又かくのごとし」 この冒頭部分が有名な『方丈記』は »続きを読む
蜂飼耳
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2018年7月29日(日)
小津夜景 × 蜂飼耳 × 外間隆史「海外翻訳文学としての漢詩~古典との新しいつきあい方」『カモメの日の読書 漢詩と暮らす』『未明02』刊行記念
南仏在住で俳人の小津夜景さんによる新刊『カモメの日の読書 漢詩と暮らす』(東京四季出版)は、これまでの古典漢詩の日本語訳にはみられない清新な翻訳と、漢詩はもちろんのこと、いろいろな詩歌ジャンルとの日常におけるナチュラルで »続きを読む
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2017年10月28日(土)
佐々木幹郎 × 蜂飼耳「あたらしい中也に出会う夜」『中原中也――沈黙の音楽』(岩波新書)刊行記念
長年にわたって中原中也の言葉と人物像に向き合ってきた詩人の佐々木幹郎さんによる新著刊行を記念し、著者の佐々木幹郎さんと、お話のお相手には蜂飼耳さんをお招きして、トークイベントを開催します。 本書がみせる新たな中也像をめぐ »続きを読む
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2017年11月7日(火)
<鈴に気づく日> 蜂飼耳 × 外間隆史『原民喜童話集』(イニュニック/未明編集室)刊行記念イベント
1951年、鉄路に身を横たえ自死した詩人・小説家、原民喜が遺した童話を21世紀の今日ふたたび編みなおし、物語を通じ、この時代に耳をすますべきことや、眼には視えない<向こう側>を綴ることで生まれる<純粋>について、詩人で童 »続きを読む
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2017年3月10日(金)
『未明』発行記念 特別トークイベント 蜂飼耳 × 外間隆史 〝あたらしいポエジィ〟
『未明01展』の開催を記念し、詩人の蜂飼耳と、『未明』編集長の外間隆史のトークイベントを行います。それぞれが思う〝あたらしいポエジィ〟について語り合うひと時です。 *『未明01展』 蜂飼耳(はちかい・みみ) »続きを読む
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2015年10月27日(火)
紀伊國屋書店Kinoppy=光文社古典新訳文庫Readers Club Reading Session #11 『虫めづる姫君 堤中納言物語』平安人の息遣い、物語文学の魅力 講師:蜂飼耳
風流な貴公子の失敗談「花を手折る人(花桜折る中将)」。年ごろなのに眉も剃らず、お歯黒もつけず、夢中になるのは虫ばかりの「元祖虫ガール」姫を描く「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」。一人の男をめぐる二人の女の明暗をあぶり出 »続きを読む