2022年2月3日(木)

奥野克巳 × 甲田烈「絡まり合う生命の真っ只中で」 〜『絡まり合う生命 人間を超えた人類学』(亜紀書房)刊行記念対談〜

【ジュンク堂書店 池袋本店】

【内容紹介】
人類学者・奥野克巳さんが、新著『絡まり合う生命 人間を超えた人類学』(亜紀書房)を上梓します。
ボルネオの狩猟民「プナン」のもとで長年フィールドワークをしていた著者は、ある時、蟻の世界に一体化し、自分が蟻の一員となるヴィジョンに囚われます。
人間は決してこの世界の主人ではない、という深い確信に導かれるようにして、人類学者は、「マルチスピーシーズ人類学」と「アニミズム」という両輪によって、世界の成り立ちのありよう、さらには生命そのものへと迫っていきます。

日本の哲学やマルチスピーシーズ人類学にも造詣の深い研究者の甲田烈さんをお迎えして、本書の読みどころ、人類学の可能性を存分に語り合います。
コロナ禍や気候変動などを前に、改めて人間とは何か、世界とは何かを問う、人類学の冒険に、是非ともご参加ください。

【講師紹介】
奥野克巳(おくの・かつみ)
立教大学異文化コミュニケーション学部教授。1962年生まれ。
20歳でメキシコ・シエラマドレ山脈先住民テペワノの村に滞在し、バングラデシュで上座部仏教の僧となり、トルコのクルディスタンを旅し、インドネシアを一年間経巡った後に文化人類学を専攻。
1994~95年に東南アジア・ボルネオ島焼畑民カリスのシャーマニズムと呪術の調査研究、2006年以降、同島の狩猟民プナンとともに学んでいる。
著作に、『モノも石も死者も生きている世界の民から人類学者が教わったこと』、『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(以上、亜紀書房)、『マンガ人類学講義』など多数。
共訳書に、エドゥアルド・コーン著『森は考える』、レーン・ウィラースレフ著『ソウル・ハンターズ』、ティム・インゴルド著『人類学とは何か』(以上、亜紀書房)など。

甲田烈(こうだ・れつ)
1971年、東京生まれ。東洋大学大学院博士後期過程単位取得満期退学。
相模女子大学非常勤講師、 2008年より河合文化研究所研究員。
所属学会は日本トランスパーソナル学会、比較思想学会など。
日本トランスパーソナル学会常任理事。
人間の持つ潜在的可能性が東西哲学に共通して表現されているという観点から、東西の哲学のモデル比較や思想史的基礎研究を行っている。
近年は、東洋大学の創立者で哲学者の井上円了による妖怪研究を現代の視点から継承する試みをしている。
また、各地でレクチャーも精力的に開催している。

<注意事項>
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