アフリカ各地をフィールドワークする気鋭の人類学者たちは、本書においてなぜ、そこでのリサーチや経験について、「科学的」な記述ではなく、「超現実的な」フィクションの形式で語ることを迫られたのか。 アカデミックな形式の中で枯渇 »続きを読む
「人類学」タグアーカイブ
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2019年10月31日(木)
小川さやか × 千葉雅也トークイベント「人を信頼するとはどういうことか」 『チョンキンマンションのボスは知っている』(春秋社)刊行記念
『チョンキンマンションのボスは知っている』は、一攫千金を狙って香港に集まるタンザニア人をフィールドワークした話題作です。 海千山千の彼らの辞書に、「100%の信頼」という文字はありません。 時に裏切り、裏切られながらも、 »続きを読む
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2019年8月30日(金)
小川さやかトークイベント~タンザニア人に学ぶ「予定不調和」な生き方~ 『チョンキンマンションのボスは知っている――アングラ経済の人類学』(春秋社)刊行記念
【ジュンク堂 池袋本店】 一攫千金をねらって香港に集まるタンザニア人。 彼らの日常は、「まさか!」の連続だ。 交易人や難民を巻きこんだセーフティネット、独自の信用システム、そしてシェア経済……。 既存の制度に期待しない人 »続きを読む
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2019年8月28日(水)
久保明教 × 近藤和敬トークイベント「人間なきあとの生成と内在」 久保明教『ブルーノ・ラトゥールの取説』(月曜社) 近藤和敬『〈内在の哲学〉へ』(青土社)刊行記念
【ジュンク堂 池袋本店】 人間の消滅や近代の乗り超えを夢みるのではなく、むしろ人間や近代の絶望のただなかにあってそれらから身を引き離しつつ、なおも別様の仕方で思考し、生きることはいかにして可能か? 『ブルーノ・ラトゥール »続きを読む
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2019年6月26日(水)
大石高典氏 × 池田光穂氏 × 近藤祉秋氏トークイベント「私たちはなぜ犬が好きなのか?」 『犬からみた人類史』(勉誠出版)出版記念
犬は、人類の「最良の友」とよく言われます。 旧石器時代にオオカミが家畜化され、犬が誕生して以来、犬は私たちにとって最も身近な動物となりました。 今回は、人と犬が出会ってから、どのように関係を構築してきたのか――、犬に刻ま »続きを読む
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2019年2月10日(日)
奥野克巳 × 上妻世海 × 近藤祉秋 × 逆卷しとね × シンジルト トークイベント 多=種の領野へ――人類学誌『たぐい』(亜紀書房)創刊記念
人間は人間として生きているのではない。 動植物や非生命、神や霊との絡まりあいとして、人間はある。 人間や動物の「種」は、自律的、安定的にあるのではなく、「たぐい」が絡まりあって成り立っている領域です。 この度、この「種」 »続きを読む
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2018年10月6日(土)
中沢新一先生 × 持田叙子先生 トーク&サイン会 ~詩人学者・折口信夫はなにに「恋」したのか?~ 『折口信夫 秘恋の道』(慶應義塾大学出版会)刊行記念
「古代研究」や「死者の書」などで知られる、釋迢空こと折口信夫は、「学問」と同様、「恋」にたいしても、人生のすべてをささげました。 折口にとって「知性」と「恋情」は矛盾するものではなかったのです。そのような「恋の人」折口信 »続きを読む
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2018年7月12日(木)
奥野克巳 × 宮台真司トークイベント「人間を超えて、社会学を超えて」 『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(亜紀書房)刊行記念
ボルネオの森に暮らす狩猟民「プナン」のもとで10年以上にわたってフィールドワークし、我々の常識を軽くぶっとばすその驚異の世界観を描き出した人類学エッセイ『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えた »続きを読む
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2018年6月7日(木)
奥野克巳 × 吉村萬壱 トークイベント「人間はどうしてこんなに面白いのかを、人類学と文学の間で考える」
ボルネオの森に暮らす狩猟民「プナン」のもとで10年以上にわたってフィールドワークし、我々の常識を軽くぶっとばすその驚異の世界観を描き出した人類学エッセイ『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えた »続きを読む
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2018年6月3日(日)
発酵文化人類学ことはじめ〜微生物から見た人類学〜 小倉ヒラク 二回連続講義 前篇『微生物から見た人類学』
はじめまして。発酵デザイナーの小倉ヒラクです。 このたびは高校時代から通いまくっていた憧れの青山ブックセンターで講座ができることになりました。嬉しい〜! 僕の著書『発酵文化人類学』をテーマに二回連続の講義をします。前篇の »続きを読む
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2018年6月10日(日)
発酵文化人類学ことはじめ〜微生物から見た人類学〜 小倉ヒラク 二回連続講義 後編『身近な発酵サイエンス』
はじめまして。発酵デザイナーの小倉ヒラクです。 このたびは高校時代から通いまくっていた憧れの青山ブックセンターで講座ができることになりました。嬉しい〜! 僕の著書『発酵文化人類学』をテーマに二回連続の講義をします。後編の »続きを読む
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2018年3月1日(木)
「人類学からの問いかけ 存在論×政治と経済×価値創造」 奥野克巳 × 石倉敏明 × 上妻世海トークイベント 『Lexicon 現代人類学』(以文社)刊行記念
2018年2月、以文社では総勢27名の執筆陣による『Lexicon 現代人類学』を刊行しました。 前世紀末から現在まで、人文・社会科学の危機とともに「人間とは何か」という根源的な問いが再浮上する中で、人類学は大きな変貌を »続きを読む
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2017年12月1日(金)
『うしろめたさの人類学』&『ちゃぶ台Vol.3』(ミシマ社)刊行記念 松村圭一郎トークイベント 聞き手:三島邦弘「”これからの人間”にはうしろめたさが要る?」
旅先で物乞いに「マネー」と手を差し出されて見て見ぬふりをした経験はありませんか? エチオピアで20年近くフィールドワークをつづける文化人類学者の松村圭一郎さんによると多くの日本人は物乞いをする人に「なにもあげない」ことを »続きを読む
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2017年7月3日(月)
小川さやか × 前野ウルド浩太郎「人生で大切なことはだいたいアフリカで学んだ」『「その日暮らし」の人類学』『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社)刊行記念
2016年8月刊行の、小川さやかさんの著書『「その日暮らし」の人類学』は、アフリカや香港の人々の暮らしに、丹念なフィールドワークで迫った一冊です。今を犠牲にしてゴールを目指す生き方に対してオルタナティブを提示し、大反響を »続きを読む